中小企業のホームページ制作|SEOで先に決める5つの情報
中小企業がホームページ制作を始める時に、デザインより先に決めたい5つの情報を解説します。検索する人の困りごと、サービス範囲、問い合わせ後の流れ、更新担当を整理し、公開後も直せるサイトにする手順です。
中小企業のホームページ制作で最初に決めるべきなのは、色や写真の雰囲気ではありません。検索した人が何に困っていて、自社がどこまで引き受けるのかです。この二つが曖昧なままページを増やすと、会社案内、サービス説明、採用、問い合わせが一つの文章に混ざり、読む人は自分に関係があるのか判断できません。
Googleの検索セントラルは、人の役に立つ、信頼できる、読んで完結する内容を重視する考え方を案内しています。中小企業のサイトでは、検索順位のために言葉を増やすより、相談の前に相手が確かめたい情報を欠かさない方が先です。DOONは、公開後に直せない大きなサイトを急いで作るより、問い合わせで聞かれることを足していける設計を選びます。
1.検索する人の困りごとを、一文で決める
「ホームページを作りたい人」が読むと考えるだけでは、内容を決められません。たとえば、地域の工務店を探している人と、既存サイトの問い合わせが減って困っている人では、確認したいことが違います。前者は対応地域、施工の種類、相談方法を見ます。後者は、何を直すのか、今のサイトを使えるのか、公開後に誰が更新するのかを知りたいはずです。
最初の打ち合わせでは、「誰が、どんな場面で、何を確かめるために検索するか」を一文にします。例として「福岡で採用ページを見直したい従業員30人前後の会社が、制作後の更新方法まで相談したい」のように書きます。会社の強みを先に並べるより、この一文に答えるページを作る方が、問い合わせの内容が具体的になります。
- 検索した人は、今の何に困っているか
- 最初に不安になる条件は何か。費用、地域、納期、更新、実績のどれか
- 相談の前に、会社側が確認したい情報は何か
2.サービスの範囲と、引き受けないことを書く
サービスページに「Web制作から集客まで対応」とだけ書いても、依頼する側は自社に合うか判断できません。新規制作、既存サイトの改修、原稿整理、写真撮影の手配、SEOの初期設定、公開後の更新支援など、作業を分けて示します。各項目に、相談時に必要な資料や、依頼者が決めることを添えると、見積もり前の往復が減ります。
同時に、受けない仕事も書きます。たとえば、根拠のない検索順位保証、他社サイトの文章コピー、公開前の確認なしに進める広告表現は、短期的に受注しやすそうでも後で揉めやすい領域です。対応範囲を狭く見せるためではなく、相談する人が最初から別の選択肢を取れるようにするために明記します。
3.ページごとに、読んだ後の行動を一つにする
トップページに全情報を詰め込むと、何を読めばよいか分からなくなります。会社案内は「誰が責任を持つ会社か」、サービスページは「何をどこまで頼めるか」、実績や考え方のページは「どんな判断で仕事を進めるか」、問い合わせページは「相談時に何を送ればよいか」を伝える場所として分けます。
各ページの最後に置く導線も一つにします。サービス内容を読んだ人には相談フォーム、会社の考え方を読んだ人には関連するサービス、コラムを読んだ人には無料資料か相談先を置く、と決めます。リンクを増やし過ぎるより、次の一歩を一つに絞る方が、読者も社内の担当者も判断しやすくなります。
4.SEOは、検索語句を繰り返す作業にしない
SEOを意識すると、会社名や地域名、サービス名を何度も入れたくなります。しかし、同じ言葉を増やしても、相談前の疑問に答えていなければ読み続けてもらえません。GoogleのSEOスターターガイドも、検索エンジンだけを対象にした内容ではなく、読者に役立つサイトを作ることを案内しています。
見出しには、ページで答える質問をそのまま置きます。「ホームページ制作の費用はいくらですか」より、費用が案件ごとに変わるなら「見積もり前に確認する3つの資料」の方が、会社が実際に案内できる内容になります。地域名を付けるのも、対面対応エリア、地域の制度、現地取材のような固有の事情がある時だけにします。根拠がない地域名の反復は、相談者にも検索エンジンにも役立ちません。
5.公開後に直す担当と、見る記録を決める
公開した日に完成と考えると、古い情報が残ります。月に一度、問い合わせで聞かれた質問、アクセスの多いページ、検索で表示された語句、リンク切れを確認する担当を決めます。担当者が一人しかいない会社でも、確認する日と記録場所を決めれば、更新が属人化しにくくなります。
修正の優先順位は、アクセス数だけで決めません。問い合わせ前に離脱されやすいサービスページ、説明が古い料金・対応地域、何度も電話で聞かれる質問から直します。検索の数字は、読者がどの入口から来たかを知る材料です。問い合わせの内容と並べて初めて、次に足す情報を判断できます。
公開前は、問い合わせの一連の流れを自分で試す
公開前には、トップ、サービス、問い合わせの順に自分で開きます。スマートフォンでも、相談したい内容にたどり着けるか、フォームの送信後に何が起きるか、返信の担当者が分かるかを確認します。フォームだけを置いても、受信先や確認の担当が決まっていなければ、サイトは営業の入口として機能しません。
株式会社DOONでは、ホームページ制作を見た目の入れ替えだけで終わらせません。事業の説明、問い合わせで確認する情報、公開後に見直す記録を先に整理し、必要なページから作ります。今のサイトがある場合も、全部を捨てる前に、残す情報と直す情報を一緒に見ます。相談時には、現在のURL、困っている場面、問い合わせで増やしたい相談を三つだけ用意してください。
よくある質問
- 中小企業のホームページ制作は、何ページから始めればよいですか?
- 固定のページ数から決めません。まず、会社の責任者と連絡先、依頼できるサービス、相談前に確認したい条件、問い合わせ方法を分けて伝えられるかを確認します。情報が足りない状態でページ数だけ増やすより、相談に必要なページから公開し、問い合わせ内容を見て追加します。
- SEO対策はホームページ公開後でも間に合いますか?
- 間に合いますが、公開前に検索する人の疑問とページの役割を整理しておく方が修正は少なくなります。公開後は検索語句、読まれたページ、問い合わせで聞かれたことを確認し、説明不足のページを直します。順位だけを目標にせず、相談前の不安に答えているかを見ます。
- ホームページに載せる実績が少ない場合はどうしますか?
- 実在しない事例や数字で埋めません。対応できる業務、進め方、相談時に必要な情報、公開後の支援範囲を具体的に書きます。守秘義務で詳細を出せない仕事は、公開可否を確認したうえで業種や課題を一般化します。見せられない情報は、無理に掲載しない判断も必要です。
- 既存のホームページを作り直す前に確認することは何ですか?
- 先に、現在のURL、よく読まれているページ、問い合わせにつながったページ、残すべき原稿・写真・フォーム処理を確認します。見た目だけを新しくすると、検索されていたページや既存の導線を失うことがあります。削除するページは、代わりに案内する先を決めてから進めます。
